先日9/25(水)に、当プロジェクトを一緒に作ってくださっている企業や団体の皆様、ご関心をお持ちの皆様、出産祝いを受け取ってくださったママと赤ちゃんにお集まりいただき総勢50名近くの皆様と一緒に「2025年度 キックオフイベント」を開催いたしました。
毎年、赤ちゃんの生まれたご家庭に「まちからの出産祝い」をお贈りしているウェルカムベビープロジェクト。2016年に横浜市戸塚区で始まり、2018年度からは横浜市鶴見区、2020年度からは千葉県松戸市そして昨年の2022年度からは茅ケ崎市でも出産祝いの配布がスタートいたしました。
年を追うごとに広がりをみせてまいりました当プロジェクトも来年度で10年目を迎えようとしております。
2025年度も、これから生まれてくる赤ちゃんとそのご家庭に「まちからのおめでとう!」を伝え、子育てを応援していけるよう、出産祝いのお届けに取り組んでまいります!
キックオフイベントでは、事務局から活動の様子を報告し、出産祝いを受け取られた方からのご感想を伺いました。その後、2025年度プレゼントパートナー募集のご案内と、選考委員の皆様にパネラーをお願いしパネルトークを行いました。
パネルトークでは、以下2つのテーマについて選考委員の皆様からご意見をいただきました。
〇ご自身の活動領域から見たWBのような活動の必要性・あり方
〇ウェルカムベビープロジェクトの出産祝いに対して期待すること
テーマに沿ったお話の中で、選考委員の方から、このようなお話をいただきました。
・今子育てをされている方の中には「地域」という言葉にあまり馴染みがなかったり、 子育てについて友達やご近所、周囲の方と、話したり聞いたりする機会が減っている場合もあるようです。
また、友達はいるけれども、物理的な距離が近い、話を聞いてくれる相手や情報交換できる相手はいないということもあるようです。
・まちづくりや子育て支援の分野で専門的な活動をされている選考委員の方からは、 「地域」や「地域とは何か」といった子育て中の方が馴染みを感じにくい言葉を使いすぎてしまっているのかもしれない。
なにかこういった言葉を素敵な言葉に言い換えられないだろうか?という問題提起もありました。
・子育ては乳幼児期から小学校へあがるタイミングで、それまでの繋がりとはまた違った世界が広がった印象がある。
小学校に上がるタイミングで、地域のつながりが必要だと感じたり、地域の中で相談できる友人知人が欲しいと感じるようになるかもしれない。
そんな時、「あそこに行こう。」と思える場所や、「わたしでも、行っていいんだな。」と思えるきっかけがあれば、 地域のなかで居場所を感じ、安心して子育てができる人が増えていくのではないか。
困っている人が相談する場所ではなく、なにかをやっている間にぽろっと話せる。つい話してしまった。そんな場所が増えていけばよいのではないか。
このようなお話を伺いました。
その後は、パネルトークを聞いてのご感想をグループでシェアする時間を設けました。
イベントにご参加くださったママからは、
「企業の方や、まちの商店の方々が子育てについてこんなにディスカッションしてくださっているとは知らなかった。このプロジェクトをママ友にも伝え、広げたい。」
行政の方からは、
「”生まれた赤ちゃん”、そして”産んだ私”を「まち」が受け入れてくれる。また受け入れることで、一人一人の健康度があがるのではないか。様々な施設やイベントをご紹介し、それぞれの方に合った繋がり方のきっかけ作りをしていきたい。」
などのご感想をいただきました。
次年度に向けて、まち中に「ウェルカムベビーなこと・モノ」がさらに増え、皆さまの応援のお気持ちを届けられるよう、ウェルカムベビープロジェクトとしてできることを、より一層考えてまいります。
尚、2025年度の出産祝いを一緒に作っていただく「プレゼントパートナー」の募集につきましては以下リンクよりご確認ください。
詳細はこちらから
皆様のご参加、心よりお待ちしております。