昨年2月1日は、プレママ・プレパパ講座の開催日でした。
少しずつ新型コロナウィルス感染症という言葉が聞こえ始めた頃でしたが、まだ会場で講座を開催することができていました。
それから1か月、あっという間に状況が変わり、そして、4月には緊急事態宣言となりました。
いつもであれば、新しい年度の出産祝いの準備をし、そして、またその先の出産祝いについて、プロジェクトについて考え始め、このプロジェクトを支えてくださるサポーターの方と打ち合わせを進めていく時期でした。
せっかく準備を進めてくださっていた出産祝いのプレゼントの内容も、新型コロナウィルス感染症の影響により変更せざるを得ない状況が多々あり、お届けできない悔しさがサポーターの皆さまにも、事務局のスタッフにもありました。
このウェルベビープロジェクトは、
まちからの「おめでとう」の気持ち、出産祝いをお届けすること、そして、赤ちゃんと一緒にお母さんやお父さんがまちへ出て、まちの人と出会うこと、地域とつながることを大切にしています。
しかし、その、「出会うこと」「つながること」ができない、自粛をしなくてはいけない状況となり、この出産祝いをどうお届けしてよいのか悩みました。
少しずつ時間がたつにつれ、自粛中にお母さん達が「少しでかける理由」を探していることを知りました。
外出の自粛をしても、人とソーシャルディスタンスをとらなくてはいけなくても、でも、誰かとつながることがゼロになるわけではないということを気付かせてもらいました。
ゆるやかに人と出会うことは消えないと、人と出会う接点を出産祝いで届け続けることはできると思いました。
そんな思いに至ったことと、
なによりも、このプロジェクトを一緒に進めているヤマト運輸の方々と、出産祝いを準備してくださるプレゼントサポーターの方々と、活動を支援してくださる協賛サポーター、特別協力サポーターの皆さま、
そして、背守りを縫ってくださる方や地域の方や、
行政、子育て支援をされている場やそのスタッフの皆さま、
たくさんの方に支えられて、この1年、プロジェクトを進めることができ、そして、出産祝いを届け続けることができました。
本当にありがとうございました。
そして、コロナ禍でスタートした「オンライン マタニティ+産後ママ会」
様々な産前産後のお母さんやお父さんの集う場がお休みとなる中、気軽に参加してもらいたいと、毎週1回30分無料で、オンラインのおしゃべりの場を開催しました。
この会が続けられたことは、協賛サポーターや支援自動販売機の設置を通じてご寄付をいただいたの皆さまのご支援あってのことです。
そのおしゃべり会の中で、産後直後参加してくださった方や産後2か月、3か月の時に参加してくださった方が、ずっと会に参加してくださり、
そして、今、妊婦さんや産後直後のお母さんの質問に丁寧に答えてくださっています。
コロナ禍の子育ては、今の子育て中の方にしか分からず、その方々が参加し続けてくださることも、この「マタニティ+産後ママ会」を続けることができたエネルギーの一つです。
参加いただきまして、本当にありがとうございました。
プロジェクトをスタートして5年目が終わりますが、直接会うことは少なくとも、たくさんの方に支えていただき、このプロジェクトを進めていることを強く強く感じた1年でもありました。
2021年4月1日からは
少しずつ新しいウェルカムベビープロジェクトが始まります。
今年もウェルカムベビープロジェクトを楽しみにしていただきつつ、皆さまそれぞれのかたちでご一緒いただけますと幸いです。
これからもどうぞよろしくお願い致します。