おむつ自販機とは通常の清涼飲料水の販売機にプラスして、小分けにされた赤ちゃん用のおむつが入っている自動販売機のことです。
2枚のおむつとビニール袋がセットになっており、1セット200円で購入することができます。おむつの他にウエットティッシュや液体ミルクの入った自販機の設置も広がっておりますので、急なおむつ替えや災害等「もしも」の時にもご利用いただけます。

2017年3月に全国初となる1号機を設置して以来、各地のショッピングモールや百貨店、行政施設、空港、大型の公営施設、道の駅など様々な場所に設置が広がっています。
最近では、松戸市役所の小金支所、横浜市鶴見区にある三ッ池公園パークセンター、藤沢市辻堂海浜公園内、交通展示館に設置していただきました。

3か所ともお子様連れでお出かけする機会の多い場所ですし、特に公園ではお子様に目一杯楽しんでもらえるよう、水遊びや砂場遊びなどのお着替えを多めにお持ちになるなど、荷物も増えやすいと思います。

まさに、おむつ自販機が誕生した経緯も、そこにあったのです。

ウェルカムベビープロジェクト主催の「子育てを考える」というワークショップの中で、1人のお父さんが体験談をお話しくださいました。

子ども二人を連れて外出したとき、おむつを切らしてしまいました。ドラッグストアに駆け込むと70枚入りのパックを買うことになり、その大荷物とベビーカーを押しながら帰るのがとても大変だったと。
その時、「オムツが飲み物みたいに自販機で売っていたらいいのにな」と思ったそうです。

子育て経験のある方は同じ体験をされたことがあるかもしれませんね。
このお話に共感が広がり、ワークショップに参加していたキリンビバレッジさん、そして花王さんが協力して「おむつ自販機」が誕生いたしました。

日常に転がっている、子育て中のちょっと困った小さなあるあるを、地域と企業が汲み取って一緒に解決策を考える。こうして生まれた「おむつ自販機」を多くの方々にご活用いただき、子育てをもっと楽しんでいただけたらと思います。

「おむつ自販機」現在の設置一覧はこちら
 https://welcomebabyjapan.jp/support/donation/jihanki/